そた@イギリス留学

大学生が9ヶ月間のイギリス留学で見たもの感じたことを書いていきます。

Brexit Part1

お久しぶりですーーー!

だーいぶ間が空いちゃいました。元気?ってわざわざ連絡してくれる人もいて嬉しい限りです

特にめちゃめちゃ忙しかったわけでもなかったんですが、年が明けてからは旅行に行ってたし帰ったらすぐ学校の後期が始まってちょっとバタバタしてたらって感じです

 

旅行はやばかったです。最高に楽しかった。友達と11日間でフランス・モナコ・スペイン・モロッコの4カ国に行くっていうかなりはちゃめちゃな旅をしたんですがなんとかなりました。ハプニングもいっぱいあったけどね笑

 

旅行に行く前は帰ったらブログに書こー!って思ってたんですが、うーん、なんか遡ってたら書くこといっぱいありすぎるのと、このブログを旅行記にはしたくないので今はまだ書かないことにしました

今後なにかを考えたりする中で、「あ、ここは旅行で現地を見て感じたこととか繋げれるな」って思ったらそうゆう時に関連づけて紹介しようかなって思います!!

写真はインスタにあげてるのでよかったら😁

 

でもいま大学2回生で留学してるので、成人式スキップ組でした… 行きたかったんですけどね

ちなみにその頃はというと旅行のモロッコ編の真っ最中で、サハラ砂漠ベルベル人(たぶん地理とかで習う?北アフリカの原住民)と踊ったりラクダ乗ったりしてました。そんな成人式。いちおう写真1枚載せます。f:id:bokusota:20190126060443j:plain

やっぱりみんなの同窓会の様子とか見てるとちょっと羨ましかったりしましたが、なかなかできないような経験ができてよかったです。でも帰って会うのが楽しみです〜〜

 

と、いうことでじゃあ何について書くのかなんですが、ちょっと固い話です。笑

ずっと書きたいと思ってたことなんですが、Brexit について書こうと思います

なんやねんそれって思う方もいるかもしれませんが、これはBritain と Exit を合わせた造語で、イギリスのEU (ヨーロッパ連合) からの脱退を指します。

 

僕は一応法学部で、もちろん法律の勉強もしてるんですが、どちらかというと法律そのものよりも国際関係だったり政治だったりに興味があります

留学先としてイギリスを選んだ理由の1つも、日本と同じ島国としてのイギリスが、ヨーロッパ諸国と築いている関係を見てみたかったからです

そんなわけでBrexit はめちゃくちゃ面白いテーマです。普通に歴史的事件です。笑

 

後期でイギリス政治の授業を取ってるし、予定されているBrexit の日付 3月29日もいよいよ迫ってきているので、今後の変化を追いつつ更新したいと思ってとりあえずの第一弾を残しておきます!

 

なんと言ってもこの話題は本当に奥が深いしごちゃごちゃに複雑なので、今回は基本的な背景を整理するだけになるかもしれません。難しい話になるし需要ないかもしれませんが、自分の理解を整理するためでもあるのでお許しを。理系の人も耳塞いじゃダメです。笑

 

まず、EUは1993年に前身のEUという欧州諸共同体が発展してできた、ヨーロッパ諸国の地域的な共同体です。アジアだとASEANとか現代社会で習いますよね

ここでは説明をわかりやすくするために、1993年以前に関してもEUの呼称でいきます。f:id:bokusota:20190126115249p:plain

ちなみにこれがEUの旗です。イギリスも含めヨーロッパ何カ国か行きましたが、自国の国旗と並んでこの旗もよく掲げられています。

ヨーロッパ連合と言ってもヨーロッパの国全てが加盟している訳ではなく、現在28ヶ国がメンバーとなっています。どこにアジアとヨーロッパの境界を引くのかとか、2つにまたがるロシアはそっちなのかとか答えの出ていない要素によって変わったりもしますが、基本的にヨーロッパは50ヶ国とされるので、意外と半分ほど。

ただしみなさんが「ヨーロッパ」と聞いて思い浮かべるような国は基本全て加盟国と言っていいと思います

 

EUは「ヨーロッパ諸国どうし仲良くしよーね」なんてふんわりしたもんじゃなく、もっと強い結びつきを目指しています。まず、市場を統一しました。これはつまり、「フランスの市場」とか「ドイツの市場」とかじゃなく、「ヨーロッパの市場」という1つのものをつくるってことです

日本がアメリカとか中国とか、もちろんヨーロッパとかから物を輸入するとき、関税がかかります。例えば日本の農業とアメリカの農業の規模を比べた場合、アメリカみたいにめっちゃ広い土地で機械使って作るのと日本のちっちゃい土地で作るのでは、費用が全然違います。当然日本の農産物の方がアメリカの農産物より高くついてしまいます

関税をかけることで、安いアメリカ製品ばかりが出回って日本の農業が廃れないようにしてるわけです

でもEU内では、この関税もなくなっていて、国同士の物のやりとりが自由になっています。貿易に関してはEUという1つの国として扱おうというイメージ。

第1ステージ、モノの移動の自が確立されたと言えます。

 

そしてもう1つの主要ステージが、ヒトの移動の自由です。

EU加盟国の国民は基本的に、EUの域内であれば働く場所などを自由に選択することができます。これってけっこうすごいことで、普通外国で働きたいとか住みたいとかとなると、「ビザ」が必要になります。これがなかなかやっかいで、複雑な基準が色々あるしお金もかかるし、そもそも手に入らないことも多くあります。

僕がイギリスで留学するためにもビザは必要で、ちょっと苦労しました。

しかしEUに入っている国の国民だと、労働や移住に際してその「ビザ」が必要ありません

そのために、全体的には先進国と言えるヨーロッパ諸国の中でも、所得水準の低い国から所得水準の高い国へと移民労働者が流れ込む事態が起こっています。

そしてこの所得水準の高い国の典型例がイギリスだったりするので、移民問題Brexitを引き起こした主要な要因の1つでもあるわけですがそれはまた後で言います。笑

 

その後1985年に、シェンゲン協定という合意がEU加盟国の大半によって結ばれ、この協定の加盟国であれば国境の行き来に制限がなくなりました。これは当然その国民だけじゃなくその国に滞在している全ての人に適用されます

実際に僕がフランスからスペイン(どちらも協定当事者国)に行った時も、バスに乗ったまま気づいたら国境越えてて、パスポートの検査なんかは一切ありませんでした。

逆に言うとパスポートにスタンプをめっちゃ集めたい!って人には残念かもしれません笑

 

上で述べた2つの自由を含め、モノ・ヒト・資本・サービス の4つの自由化」EUの基本理念として掲げられています。

 

イギリスを除き、EU圏内ではユーロという統一された通貨があるし、例えばフランスで免許を取ったお医者さんがドイツで開業できたり、イギリスの国民がフランスの弁護士に相談できたりします。

 

EUは1つの国家のように、欧州委員会欧州議会・欧州司法裁判所が設置されており、それぞれが行政・立法・司法を担って管轄しています。その他にもEU理事会(Counsil)と言うのがあって、意思決定機関として活動していたりします

 

EUのことばかり話しててなかなかBrexitについて入っていけないのですが、簡単に言うとEUは当初の目的である、「ヨーロッパ各国が貿易などについて協力することで、アメリカやロシア、日本といった経済大国に対抗できる力を手に入れよう」というところからどんどんと流れが加速し、さらなる一体化へと進んでいます

ちょっと行き過ぎた言い方かもしれませんが、よく言われる表現として「ヨーロッパ連邦」になっていってるというのがあります。

アメリカの連邦制のように、「ヨーロッパ」という1つの枠組みの中で、それぞれの州が国の垣根を越えて「州」になっていっているような。

 

Brexit の背景を理解するためにも、EUそもそもについての理解は必須です!

 

今回のブログは生存確認の意味もあるのでそんなに長くは書きませんが、Brexitについてちょっと触れます。

イギリスは当初、帝国主義の名残もあり、またアメリカとの関係を重視していたこともあり、ヨーロッパ諸国との共同体関係の構築に消極的でした。

しかしその後主にヨーロッパ単一市場の経済効果を実感し、積極的に共同体への参加を望むようになりました。

アメリカに近しいイギリスの姿勢が批判されフランスなどの主要国に反対されてなかなか加盟できなかったのですが、1973年にEUに加盟しました。

 

しかしここで注意したいのが、EUにおけるイギリスの立場の特殊性」です。

先ほど述べたようにEUはどんどんとその統合化を進めているのですが、イギリスはEU加盟国でありながらその独自の路線を貫いています。

例えばユーロ。上にもあるように通貨統合によってEU加盟国ではユーロが使われますが、イギリスはいまだに独自の通貨であるポンドを用いています。僕もヨーロッパ旅行行くときには両替しないといけません。

イギリスがユーロを使わない理由はいくつかあるんですが、経済状況が違うのに自国の判断で金融政策などが取りにくいとか、大英帝国としてのプライドとかが挙げられます。

 

ちなみにユーロに関して、これは完全に友達からの受け売り何ですが面白い話があったので少し。

f:id:bokusota:20190127005547j:plain

これは全部ユーロ紙幣なんですが、いろんな建物とかが描かれてますよね。

これどこの建物かわかりますか?? 個人的にはイタリアとかギリシャっぽい建物だなーって思ってました

実はこれ全て、架空の建物らしいです!!

なんとも面白いなと思ったんですが、ユーロ紙幣のデザインを決めよう!ってなったときに、どこか特定の国の建物とか偉人にしてしまうと、絶対揉めちゃうんですよね。笑

そこで、それを回避するために「ヨーロッパ」ぽい要素を集めて、いろんな都市の建物なんかを参考にして中立で架空のデザインを作り上げたらしいです。

紙幣のデザインってけっこうその国のプライドを反映するものでもあるみたいですね

イギリスがユーロに参加しない他の理由の1つはエリザベス女王の描かれたポンドを廃止するのはどうしても無理だからというものらしいので。

 

ちなみにユーロの硬貨はEU内でも国によってデザインが違うので、EU圏内を旅行して硬貨をコレクションする人もけっこういるらしいです!

 

ユーロを使っていないことに加えて、イギリスは先述した「シェンゲン協定」にも参加していません。つまりEU圏内の国からであっても、イギリスに行く場合には国境でのコントロールがあります。イギリスからでる際も同じ。

 

通貨統合とシェンゲン協定、この2つの象徴的統合にイギリスは参加せず、EU加盟国でありながら統合には慎重な姿勢を保持してきました。

その主張として、国境管理の判断は主権国家の一存によってなされるべきだとか、やっぱり大英帝国としてのプライドもあったりとか、EU内の2大経済大国であるドイツとフランスに対する抵抗心があったりとか背景は色々と複雑です。

 

実際、驚くべきことに、イギリスではEUに参加した1973年のわずか2年後1975年、EUからの離脱の是非を問う国民投票が行われました。実は今回の国民投票は2回目。

 

このときは残留派が上回ったのでEUメンバーとしての歴史を歩んできたわけです

 

その間、イギリス国内でも他のEU諸国の中でも、互いに対する複雑な感情がだんだんと生まれてきます

例えばイギリスからすると、「単一市場」による利益は今や国家にとって必要不可欠なものになっています。EU諸国から輸入する商品には関税がかからないのでイギリスのスーパーにはフランスのワインやドイツのお肉などがそのまま売られています。

逆にイギリスで経済活動をしている企業にとっては、自らの商品をイギリス国内と同じ値段でEU諸国で売ることができます。単一市場がなければイギリスでの工場で作った製品はEU諸国では関税のせいで高くなってしまうため、他の製品との競合に勝つことができません。

例えばイギリスには日産など日本の自動車企業の工場があり、大規模雇用元としてヨーロッパ中に輸出していますが、もしもイギリスが単一市場を失えば、ヨーロッパ市場では関税がかかるようになり不利になるので、こういった工場はフランスやドイツなど、単一市場の中にいる国に行ってしまうことが考えられます。

そうするとすごい数の人が職を失うしイギリスの経済にとっては大打撃なわけです

 

でも逆にイギリスにとって嫌なことの1つが、EU圏内であることによるヒトの移動です

シェンゲン協定には入ってないとは言え、EU加盟国である以上、他のEU諸国から大勢の移民が働きに来ることは避けられません。

イギリス国民の中にはこうゆう移民が自分たちの職を奪っているという認識や、移民の流入がテロにつながっているという認識があります。

というのもシリアなどのイスラム過激派がトルコなどのイスラム系諸国からヨーロッパに流入し、フランスやイギリスへ流れ込んでテロを起こしているいう認識

 

つまりイギリスとしては、EUの基本理念のうち「モノ・資本・サービス」は自由のままでいたいけど「ヒト」の移動は自分の意思で制限したいというのが本音のところです。

 

一方のEUですが、ヨーロッパにおいて経済力でドイツ・フランスとともに最主要国と言えるイギリスがその一員であることは非常にありがたいことです。いうなればイギリスの経済市場をEU市場の中に取り込める訳で、またEUは加盟国からの拠出金によって成り立っているので大国イギリスからも多くの拠出金を受け取っています

 

しかし、当然と言えば当然なんですが、EU諸国の中には「イギリスってなんかずるいよなー」っていう感情が少なからず存在する訳です。

だってEU加盟国でありながら、通貨は自分だけのもの使ってるし、国境管理も自分でやってるし。

英語のことわざというか言い回しに、

You can't have your cake and eat it

っていうのがあります。そのままの意味としては単純に、ケーキを食べてしまえばもうなくなるし、とっておきたいなら食べれないっていう当たり前のことなんですが、何かを手に入れるためには何かを犠牲にしなきゃいけないみたいな文脈で使われたりします

 

たまにイギリスの状況はこのどっちもをやってることだと言われます。EUのいいとこは受け取って悪いとこは省くというか。

そんな訳で、イギリスの思惑に対しEU諸国は、「単一市場に残りたいならヒトの移動の自由化も維持することが前提」という姿勢をとっています。

 

そんな複雑な状況の中、ついにイギリスが大きく動いたのが2016年に開催された、EU離脱の是非を問う国民投票です。ぼくが高3で受験生だったころですね。正直このころは「へ〜」としか思ってなかったんですが、今となってはだいぶすごいことです笑

 

この国民投票で、大半の予想を裏切り、何と離脱派が52%、残留派が48%というなんとも僅差でイギリスのEU離脱が国民の意思として決まった訳です

そしてそれ以降、予定されている離脱日2019年3月29日に向けて、どのように離脱するのか、離脱した後どうなるのかをいろんな偉い人たちがずーーーっと議論している訳ですが、正直言って状況はけっこうやばいです。笑

 

もう時間はほぼないのに、明確な策がある訳でもなく、様々な利害関係が対立しあって混乱してます。

今回の記事はこの国民投票までにして、次の記事で離脱に関する具体的な話をしたいと思います!

「No Deal」「Hard Brexit」「Soft Brexit」とかが次回のキーワードですかね🤓

 

旅行のブログと違って綺麗な写真とかはなく退屈な内容かもですが、最後まで読んで頂きありがとうございました!

ではでは〜

f:id:bokusota:20190127024456j:plain

f:id:bokusota:20190127024428j:plain

おまけ:去年のホグマニー(大晦日から新年にかけてのお祭り)の様子です。ストリートそのものがクラブみたいでした… そして新年の花火は綺麗☺️

 

2018年を振り返って

12月31日。大晦日です。早すぎる。

こっちはまだ昼過ぎくらいですが、たぶん日本はもう年越しまであと少しだと思います。もしかしたら書いてる途中に日本は2019年になっちゃうかもしれません

 

少し今年を振り返ってみたんですが、ほんとに濃くて充実した1年だったと感じます

この気持ちを忘れないためにも、この場を借りて振り返りを。といっても全部について書いてたらきりがないので、主には留学を始めてから約4ヶ月間のことかと思います

環境がガラリと変わって、特にいろんなことを体験したしいろんなことを考えたので!

 

とはいってもまずは最初の方から振り返ろうかな。今年は僕の人生においてもすごく大きな1年だったと思います。

初めての場所にもいっぱい行ったし、いろんな人と会って視野が広がりました

でもやっぱり印象に残ってるのは3月に大学の授業として行った約10日間の中国・韓国ワークショップかなあ

日本・中国・韓国の東アジア3ヶ国は地理的にも経済的にも切っても切り離せない関係なのに、歴史問題を主な原因としてなかなか良い関係が築けてない状態です

そこで授業の一環として、僕の大学が協定を結んでいる中国・韓国の大学を回って交流しながら、歴史・文化・民族的な面から日中韓の関係性を考えようみたいなテーマでした

恥ずかしながら、これが僕にとって初めての海外、というか初めての飛行機でした笑

修学旅行とかも全部新幹線だったので、初めての飛行機で、離陸するときのあのわくわく感はすごかったです

初めての海外ということですごく印象に残ってるのはもちろんありますが、それだけじゃなくてほんとにいろんなことを学べました。

やっぱり国と国の関係性って面白いなと感じて、法学部にいる僕ですが「法律」そのものよりも国際関係や外交をもっと勉強したいって気持ちも強くなりました。

イギリスを留学先として選んだ理由の1つも、日本と同じ島国であるイギリスとヨーロッパ諸国の関係性を見てみたかったからです。特にBrexitでその関係性は激動するだろうし

 

良い人にもいっぱい恵まれて、間違いなく今後の人生にも大きく影響すると思います

行ってよかったです、中国はマイナス20度でめちゃめちゃ寒かったし、韓国では初日から財布をなくしかけるというポンコツぶりを発揮したけど行ってよかったです。笑

 

そして9月からスコットランドエディンバラ大学で交換留学をしているわけなんですが、この留学は完全に僕の人生最大の挑戦というかなんというか、自分にとって大きいものです。

約9ヶ月ってそんなに長くないじゃんって思うかもしれないですが、3月に海外初めて行ったばっかりの僕にとっては何もかもが初めてで新鮮です

正直辛いこともたくさんありました。慣れない中での生活で、何が何やらわからないまま情報とかやらないといけないことばかりが入ってきて、パニックになってしまいがちです

 

よくないとはわかっていても、やっぱり他の人と比べてしまうところもあります。

なんだかとんでもなくレベルの高い人たちばかりで、もう小さい頃からして違うんだなあって思って自分がいる場所じゃないなんてネガティブになってしまうこともありました。勉強もやっぱり難しい。考えてみればそりゃそうなんですが英語で専門を学ぶって大変で、授業の講義についていくのがやっと(というかそもそもついていけないことも)。いかに日本にいたときの大学生活が生ぬるかったかすごく実感しました

 

少し弱音ぽいことを書いてしまいましたが、留学を後悔したことは一度もないです。

行く前にお互い留学する友達と話したんですが、辛いのは当たり前だし、逆にしんどくなかったら留学の意味ないよねって

日本にいる時には体験できない、あらゆる面で「マイノリティ」になることができるのが留学のポイントかなーと思います。

時間は限られてるし、留学先でもなるべくアクティブに動こうと思ってなるべくいろんなことに挑戦してみていますが、たくさんの友達に出会えたし、今ここでしかできないような経験をいっぱいすることができて充実した生活が送れていると思います。

 

なんだか書いているうちに何を書けば良いのかわからなくなってきました笑

 

とにかくこの1年、ほんとうにいろんな人と会って、いろんな場所に行って、いろんなことを考えました。将来何がしたいとかまだあんまり決めれてないけど、出会う人たちと関わっていく中で自分なりに挑戦して視野を広げて、何をしたいのか何になりたいのかを見極める時期なのかなあって思います

 

もちろん自分自身がどうするかが1番大事なのはわかっていますが、なんだかんだ結局は「人」だよねって話をこの前友達としました

人間関係、人脈、どこがどうなって繋がっていくかわかりません。僕は残念ながら1人じゃ大したこともできないし人と関わることが好きなので、これからも自分の軸を持つことは忘れないようにしつつ出会いを大切にして、いろんな人といろんなことを考えながら生活していきたいなって思います

その人その人にそれぞれの考え方や個性があって単純に楽しいね。

 

一体なんの話してんだって感じかもしれませんが、正直僕もわかりません。ひどい内容になってしまいました笑

でも1番言いたいことは、2018年お世話になった方々ありがとうございました。

最初の予想が当たってもう日本は年を越してしまいましたがイギリスはまだ夕方の4時前なので許してください。

 

たくさんの人のおかげで本当に楽しく充実した1年でした。

2019年も、新しいこ


とにどんどんチャレンジしてもっともっと充実させたいと思います

留学、あと残り半分ほどありますが、慣れてきたことで気を抜かず最後まで楽しみつつしっかりと頑張ろうと思います!

地元のみんなが忘年会とかやってるの見てだいぶうらやましい気持ちでいっぱいだし、成人式や同窓会に出れないのは残念ですが、こっちの年越しイベント楽しんでこようと思います

そして成人式の頃はロッコの砂漠にいる予定です。笑

繰り返しになりますが本当にありがとうございました!もちろん実際に出会った方だけでなく、このブログを見てくださっている全ての方に感謝です。思ったよりもたくさんの方に読んで頂いていて嬉しいです

 

平成最後の年末が終わり、たぶん今年は何かにつけ「〇〇最初の〜!」っていう謳い文句がつくでしょう笑

2019年もどうぞよろしくお願いいたします!

Happy New Year!!!

f:id:bokusota:20190101005149j:plain

なんかちょっと恋しくなったので地元の風景を。とんでもなく田舎です。でもそれが好き。笑

 

 

 

 

🇩🇪ドイツ旅行-ニュルンベルク-

f:id:bokusota:20181223233038j:plain

エディンバラのとある通りにあるイルミネーション!この前インスタ見てたら、エディンバラの友達があげる動画と、日本の友達があげる動画がそっくり。このイルミネーション、神戸のルミナリエにめっちゃ似てませんか?笑

神戸パクったでしょ〜って思ってたら、友達がいうには神戸のやつを参考にしてエディンバラのができたんだとか。真相はわかりません笑


そんなことより、、もうすぐ1年が終わっちゃいますね。なんか全然実感ありません。日本って年末&正月>クリスマスって感じなので、年末とかお正月すごい実感するんですけど、こっちはもうクリスマスへの意気込みがすごいです。年末<<<<クリスマスといった感じでしょうか。お店は基本的に開いてないし、彼氏彼女がいてもクリスマスは家族で過ごすのが普通みたいです。

日本ではクリスマスはカップルのためっていうイメージ強いし、一番ケンタッキーの売れる時期だよって言ったらめちゃくちゃ笑ってました。

新年も、そもそもお正月という概念がないので、友達に聞いたら「新年?まあただ信じられないくらい酒飲むだけかな」って言ってました笑

 

さてさて、テストも終わって約3週間の冬休みが始まりました!!テストはまじでやばかった…やっぱりむずかしい。冬休みにも旅行に行くので、その前にドイツ旅行のブログを最後まで書いておきます。

 

今回はミュンヘンと併せて滞在したもう1つの都市 Nuremberg(ニュルンベルク)について!!ミュンヘンと比べると少しマイナーな街だと思います。ドイツ南部の地方バイエルン州の州都はミュンヘンで、ニュルンベルクは第2の都市です

 

なんと言ってもここニュルンベルクは、中世からの歴史と伝統を受け継いだ場所で、そのクリスマスマーケットが有名です!

「世界一有名なクリスマスマーケット」と呼ばれるニュルンベルクには、この時期に世界中から人が集まってきて賑わいます。

いやーほんとにきれいで楽しかった。書きながらもうすでに行きたくなってます笑

f:id:bokusota:20181223232140j:plain

f:id:bokusota:20181223232143j:plain

クリスマスマーケットのことは前回の記事でも書いたので今回はそんなに書きませんが、間違いなく冬にヨーロッパ を旅行する最大の楽しみの1つだと思います😆

やっぱり世界一有名なクリスマスマーケットだけあって、日本人の方めちゃめちゃいました、もうびっくりするくらい。レストランで隣の席が日本人、みたいなこともしばしば。エディンバラも観光地とはいうもののそんなに日本人観光客見ないので、少し不思議な気持ちでした

 

もちろん僕たちもクリスマスマーケットに惹かれてニュルンベルクに行ったのもありますが、もう1つこの街はあることで知られています。個人的にこの街にすごく興味を持った理由の1つでもあるんですが、ここニュルンベルク第二次世界大戦のころ、ヒトラー率いるナチスが初めて党大会を開催し、その後も活動の中心地だったナチスの象徴の場所です。今回はいけませんでしたが、日本の東京裁判と並んで戦後裁判として知られるニュルンベルク裁判も文字通りここで開かれ、ナチの主要人物たちが裁かれました。

 

歴史はもともと好きだし、日本の大学でも少しだけナチスについて学んだことがあったので、ドイツに行ったら実際に触れてみたいとおもいました

まず感じたことは、ヒトラーナチスの歴史は、触れてはいけないタブーとして完全に切り離されていること。当たり前といえば当たり前なんですが改めて実感しました。例えば、ゲルマン博物館なる場所に行ったのですが、はるか昔から近代までのあらゆる芸術品や歴史的な品々が展示されている中で、ナチス時代だけぽっかりと穴が空いたかのように一切展示はありませんでした。

あと、これはわりと知られていることかもしれませんが、ドイツでは指を揃えて手を上げる動作は完全にタブーです

日本で僕たちが教室で手をあげるときにしたり、お店で店員さんを呼ぶときにするみたいな、僕たちにとったら当たり前の動きです

でもこれは、ナチス式の礼の仕方にそっくりなので、ドイツでは絶対にやったらダメです。場合によっては罰金が課せられたり、逮捕されることだってあるらしい。

 

そしてこのナチに対する考え方はドイツだけじゃありません。ユダヤ人の多くいるヨーロッパ の国々はナチスの歴史に対してすごく敏感です。フランスでもこの挙手の動作はタブーみたいです。

それに、びっくりしたんですが、以前、戦争を知らない若いギリシャのサッカー選手が他意なしに観客に向かって右手を斜め前に挙げるポーズをしたことで、犠牲者への配慮を欠きスポーツマン精神がないとして代表チームから永久追放されたそうです。

 

では代わりにどうするのかというと、人差し指を挙げます。こんな感じ

f:id:bokusota:20181224000643p:plain

学校でもお店でもどこでも、基本的にみんなこのポーズを使います。ドイツ旅行に行く際はちょっとお気をつけて!!

 

でも僕が言いたいのは、ドイツの人たちは決してその歴史を隠して闇に葬ろうとしているわけではないということです。民族に対する行為なのでもちろん現代の世界にもユダヤ人は多く暮らしています。ちなみに僕のフラットメイトの1人はユダヤ人です。だからこそ、その人たちの感情を汲んで日常からナチの歴史をできるだけ隔離するのは当然のことです

でも一方で、ドイツはしっかりとこの歴史を伝えていくために、専用の博物館を作ったり、強制収容所をなるべくそのままの形で残しています。

ぜひ自分の目で見たいと思って行ってみました。

f:id:bokusota:20181224001401j:plain

まずはここ、ナチ・ドキュメントセンターです。ちょっと郊外にあるんですが、ニュルンベルクの中心地から歩いても行ける範囲です

ヒトラーやその側近たちの生涯、ナチスの辿った道が年代ごとに細かく展示されています。

そしてなんといってもこの場所こそが、かつてナチがその党大会を開いた場所です。現在でも残っています

f:id:bokusota:20181224001937j:plain

f:id:bokusota:20181224001941j:plain

内部はでかすぎて収まりきりませんでした、外から見るとこんな感じ。どこかイタリアのコロッセオを彷彿とさせます。行ったことないけど。

 

そしてもう1つ行った場所ですごく衝撃的だったのがダッハウ強制収容所です。

ニュルンベルクから電車とバスで30分くらいで着きます。強制収容所といえばアウシュビッツなどが有名ですが、このダッハウ強制収容所はナチによって一番最初につくられた収容所で、アウシュビッツなど以降の収容所のモデルとなった場所です。

f:id:bokusota:20181224003954j:plain

かなりショッキングな画像や内容になってしまうかもですがありのまま書きたいと思います。

f:id:bokusota:20181224004626j:plain

門にあった言葉。「ARBEIT MACHT FREI」ドイツ語で「働けば自由になれる」という意味だそうです。収容者は信じて働いていたのでしょうか

f:id:bokusota:20181224004240j:plain

門を入ってすぐあるのが大きな広場。Roll Call Areaと言って、天気など関係なく毎日朝と夕方に収容者の点呼が行われた場所です。

脱走者やナチに反抗した収容者がいると罰として数時間、丸一日動かず立たされることもあったそうです

f:id:bokusota:20181224005145j:plain

広場の中央には記念碑があるんですが、特に印象的だったのがこれ

この収容所が使われていた1933-1945の文字の上には、独特なオブジェ。これは、収容所全体をぐるっと囲んでいる鉄格子をよじ登って脱走しようとした収容者たちが撃たれたりして苦しんでいる様子をイメージしています。

鉄格子の下にはいくつもの監視塔が点在していて、脱走しようとした人を見張っていました。収容所での生活があまりにも苦しすぎて、わざと鉄格子に近づいて撃たれることで自殺を図った収容者も大勢いたそうです。

 

f:id:bokusota:20181224010253j:plain

実際に収容者たちが寝泊まりしていたバラックも展示されています。仕切られた木のベッドのようなもの、1人用だとしても小さいくらいの大きさですが、当時はこの1つのスペースに何人もの収容者が押し込められるように暮らしていました

 

f:id:bokusota:20181224010455j:plain

これはトイレ。なんと、トイレに座る時間も決められており、1人10秒しか使えなかったと言われています。

そしてなんと言っても木製のバラックは隙間がたくさんあり寒い風がガンガン入ってきます。ドイツの冬はめちゃめちゃ寒いです。緯度でいうと北海道よりも上です

当然布団や暖房などない中で、寒さに凍えていたそうです

 

f:id:bokusota:20181224011031j:plain

この並木通りの木は収容者たちによって植えられたそう

限られた自由な時間に、この道で仲間たちと語り合ったりしていたみたいです

木の両側にスペースが見えると思いますが、今はもうありませんがここは全部バラックが立ち並んでいました。すごい数です。でもびっくりするのは、現在見学できるこのスペースは当時の収容所の一部でしかないこと

f:id:bokusota:20181224012243j:plain

これが当時の写真なんですが、さっき載せた広場が12番の場所、その先にある通路がこの並木通りです。全体がどれだけでかいか分かると思います

f:id:bokusota:20181224012534j:plain

次に見たのが、この建物。個人的に一番衝撃的でした。ガス室です

f:id:bokusota:20181224012913j:plain

この扉の前で、収容者たちは「シャワー室」とされている次の部屋に入る前に服を脱ぎます。

f:id:bokusota:20181224013026j:plain

そして実際に次の部屋にはシャワーに見せかけたようなものが取り付けられていますが、実際には出てくるのは水ではなくガスです。こうして大量虐殺が行われました

f:id:bokusota:20181224013209j:plain

そして連なるように、次の部屋には焼却炉。亡くなった人を焼いたのでしょうか。

ナチは、「この収容所にはガス室はあるが実際には使われていない」と言っているそうですが、真相はわかりません。

 

歴史の教科書や映画で見たガス室に自分が今いると考えると、本当に言葉が出ませんでした。

 

f:id:bokusota:20181224013544j:plain

その他にもこの囚人部屋やちょっとした博物館も併設されていました。当時のあまりにもひどい状況がありのままに語られていました。

正直全てがショッキングで、目を背けたくなるものばかりです。でもここで起こったことは紛れもなく事実で、人間が同じ人間に対して行ったことです。

もちろん過去にばかり目を向けるべきではないけど、絶対に忘れてはいけない歴史も存在するということを改めて感じました。広島出身なので、小学校の頃に社会見学で行った原爆ドームの衝撃を少し思い出しました。

 

長くて暗い話になってしまいましたが、ニュルンベルクでは他の場所にも行きました!天気があまり良くなかったのであまりいい写真は撮れませんでした笑

f:id:bokusota:20181224015253j:plain

これはカイザーブルク城というお城からの眺めです

あいにくの曇天(これが基本です)が、中世やな〜って感じが分かると思います笑

 

あ、最後にもう1つ!ぜひ紹介したいドイツのシステム!!f:id:bokusota:20181224015818j:plain

PFANDシステム命名することにします。ドイツでは、スーパーとかどこでも、ペットボトルや缶、ビンの飲み物を買うとデポジットを払わないといけません。僕たちは基本的に水を買っていたのですが、ペットボトル一本1.5ユーロ(200円弱くらい)だとすると、25ペンス(約30円)が追加で計算されます。

飲み終わった容器を、この写真のようなリサイクル機械(駅とかにあります)に持っていくと、容器を回収してくれると同時にレシートがもらえて、そのレシートをスーパーなどに持っていくと先に払っていたデポジットが返ってくるという仕組みです。

 

これめちゃめちゃいいなって思いました。もちろん30円くらい…って感じかもしれませんが、どうせ道端のゴミ箱に捨てるくらいならリサイクルに回したいって心理が働くはずです。しかも、この制度はホームレスや貧しい人たちの助けにもなっています。実際に、ホームレスの人たちが道に落ちているゴミを拾ったり通行人からゴミを集めたりして、大量のペットボトルをリサイクル容器に入れているところにも遭遇しました。確か30ユーロ(約3900円)くらいはいってました、塵も積もれば山となるってやつですね

ちょっとした手間でポイ捨てが減らせてリサイクルに役立てるなら、日本にもぜひ導入したい制度ですよね!

 

はい、そんなこんなですごく長いブログになってしまいました、すみません

最後まで読んで頂いてありがとうございました!次は何を書くか決めてませんが、また次の旅行のこともブログにしたいと思ってますのでお楽しみに😌

ではでは、Marry Christmas & Happy New Year !!!

 

f:id:bokusota:20181224021231j:plain

おまけ:ミュンヘンの記事で載せ忘れたやつです。この銅像、マイケルジャクソンとは一切関係ありません。ドイツに来た際はマイケルが後ろに見えているホテルに毎回宿泊していたため、ファンがこの銅像をマイケルで飾ったそうです。どんな気持ちなんでしょうこの銅像の人。笑



 

🇩🇪ドイツ旅行-ミュンヘン-

f:id:bokusota:20181209155248j:plain

ドイツへの機内から

9月から留学を始めて約3ヶ月がたちました。こっちの大学では11月末に全ての授業が終わって、あとは12月中旬頃に割り振られた各々の試験までたっぷりと復習する期間です。

12月の10日から21日までが試験期間なのですが、僕のテストは17日と20日。すんごい後です。

 

17日間も勉強し続けたら頭おかしくなる…という言い訳をしつつ、友達と12月1日から5泊6日でドイツ旅行に行ってきました!!

帰ってきたいまはテスト勉強やばい!!ってなってるので、休憩がてら書いてます。

イギリス以外のヨーロッパは初めてで、めちゃくちゃ楽しかったです。いろいろと回ったし、おもしろいなーって感じたこともいっぱいあったのでぼちぼち書いていきます。大きく分けて2つの街に滞在したので2つに分けて書こうかな。

 

エディンバラから飛行機で向かったのはMunich。これどこかわかりますか?ドイツのおすすめ都市を聞いて教えてもらった場所なんですが、最初は聞いたことない場所だけどきれいそうだなーって思って行くことに。

直前になって、これがミュンヘンのことだって気付きました。英語だとミュニックって言うので違う場所かと思ってた笑

 

ということで2時間ほどでミュンヘン到着。2時間でドイツ行ける環境…値段も行き帰りで1万5000円もしなかったです。なんてこった、、

やっぱりヨーロッパに留学する醍醐味の1つはいろんな国を簡単にまわれることですよね🤩

 

夕方頃にミュンヘンに到着し、地元のおばちゃんに教えてもらったレストランに入ったのですが、びっくりするくらい広くて賑わってました。行ってみれば室内のビアガーデンみたいな!この旅行で行ったレストランのけっこう多くがそんな感じの場所でした。そういうスタイルが人気なのかも。

 

席について驚いたのが、お通しみたいな感じでプレッツェル出てくること。笑

その時はドイツ感をこれでもかと出してくるお店だなとか思ってたんですが、その後もだいたいのお店で出てきました。笑

個数で計算されて払う感じなので、食べたい個数だけ食べるか全く食べずにあとはそのまま返すスタイルみたいです。お通しじゃなかったみたい。そもそもお通しとか日本以外あるんでしょうか

f:id:bokusota:20181209162152j:plain

 

そしてそしてレストランを出た後は今回の旅のメイン、そうクリスマスマーケット をぶらぶら。エディンバラの天気に慣れてしまった僕にとってはあんまり気になりませんが、冬のドイツは天気が悪くて日が短いです。実際この旅行もけっこう雨が降ったり曇りだったりしました。

そんな憂鬱な冬の雰囲気を変えようとみんなが外に出て品々を交換したり、美味しいものを食べたり飲んだりするようになったのがクリスマスマーケットの始まりだとも言われています。

そんな本場ドイツのクリスマスマーケット。ほんとにきれいでした…

f:id:bokusota:20181212013028j:plain

これがメインの広場なんですが、このすんごい建物、なんと市役所です…なんてこったミュンヘンの公務員うらやましい…しかも地下には市役所で働く人たち用のパブ付きです。さすがお酒文化ドイツ。

 

今回の旅でクリスマスマーケットは何回も行きましたね笑

f:id:bokusota:20181212013214j:plain

飾り物が置いてあったり

f:id:bokusota:20181212013328j:plain

 あのシュレックに出てくるやつクッキーのやつがいたり!正確にはジンジャーブレッドマンっていうらしいです。ジンジャーブレッドがそもそも日本ではあまり知られてないですよね。ブレッドとはいうものの実際はクッキーです

f:id:bokusota:20181212013553j:plain

 そしてこれも定番らしいシュトーレン。どこに売ってるやつもこのなんとも言えないおんなじ形をしてるのでお店の人に聞いてみると「作ってる型が同じだからじゃない?」って。いやそうじゃなくて…笑

幼いイエスキリストをイメージしてるとかネットに書いてありましたが、うーんピンときません。

f:id:bokusota:20181212014342j:plain

そしてやはりドイツ、お肉屋さん(ソーセージ特化型。)もめっちゃありました。なかなかここにはあげられないような迫力のものも多かったので、控えめなこの写真にしておきます。笑

 

いやーほんとに楽しいですクリスマスマーケット。

あと今回の旅で感じたのが、街中にある教会の多さ 。街中歩いててなんかでかくてきれいな建物あるなーって思ったらだいたいチャーチです。ほんとに。

ちょっと驚いたのが街の人がここら辺の教会はほとんどカトリックだって言ってたこと。宗教改革発祥の地であるだけにプロテスタントのイメージを持っていたのでちょっと意外

調べてみるとここミュンヘンも含まれるバイエルン地方はカトリックが多いみたいです。ドイツ全体でみると同じくらいの割合だそう

f:id:bokusota:20181212015911j:plain

f:id:bokusota:20181212015935j:plain

f:id:bokusota:20181212020213j:plain

教会もだいぶ行きました。もう1つの街の教会なんかもまた載せます〜

まあ言ってみればだいたい一緒やん。って感じなんですが、とりあえずきれいだし見比べて見るのも楽しかったりします。

 

そんなこんなでミュンヘンの街も満喫しまくりましたが、ちょっとしたデイトリップとしてある場所にも行きました。

それが Neuschwanstein Castle !!! 読めますか???😀

ノイシュバンシュタイン城っていうみたいです。日本語でも噛みそう。

ミュンヘンから約2時間くらいで行ける郊外にある場所です。諸説ありますが、ディズニーのシンデレラ城のモデルだとか、眠れる森の美女のモデルだとか、いろいろ言われてます

f:id:bokusota:20181212022037j:plain

https://stmed.net/wallpaper-176125

これぞ!っていう写真は登山でもしない限り普通の観光客では撮れないのでサイトから引用しておきます。笑 めちゃめちゃきれいですよね

お城への行き方としては、ミュンヘンの中央駅から電車でフュッセン(Füssen)という駅まで2時間ほど移動し、そこからバスで10分くらいしたら城が建つ山の麓みたいなところに着きます。

ここで1つおすすめなのが、バイエルンチケットと呼ばれる切符。

ミュンヘンなどドイツ南部の地方バイエルン内なら基本的に一日中交通機関に乗りまくれる切符なのですが、めっちゃお得です!

この切符を買えば、ほぼ片道分くらいの値段でミュンヘンフュッセン間を往復できるし、フュッセンから城までのバスもこれで乗れます。

「使う機会ないわ!」ってツッコミが飛んできそうですが、おすすめです。。

f:id:bokusota:20181213192806j:plain

電車の窓から。

お城のことばっか考えたので知らなかったんですが、ノイシュバンシュタイン城が建つ山も、この窓から見えている山も、アルプス山脈です!

途中で「もしかしてこれってアルプス…??」とか言い出して、周りの人に聞いてみたら「え、当たり前じゃん」って言われた時の恥ずかしさです。笑

まさかアルプス山脈を見れるとは〜!知らなかったのでなんかラッキーな気分。

 

城の麓のとこには、パブとかお土産物屋さんとか、ホテルなんかもいっぱいあって賑わってます。

f:id:bokusota:20181213192121j:plain

後ろにノイシュバンシュタイン城がお目見え。

麓からお城まで、だいたいの人が歩いて登ります。30分もかかんないくらいだったかな

でもそんなに高くない値段で、この選択肢も。

f:id:bokusota:20181213193349j:plain

馬車です、ヨーロッパっぽいな〜

まあ仕方ないのですが、城への道にウマの「アレ」が大量にあったことは秘密です😐

 

f:id:bokusota:20181213193759j:plain

f:id:bokusota:20181213193833j:plain

残念ながら内部は撮影禁止だったのですが、お城はすーんごいきれいでした。絵本みたい

よくこんなところにお城建てますよね、日本の城もすごい場所にあったりしますが

でもこのお城の持つ歴史はあまり喜ばしいものじゃないみたいです。簡単にいうと、ここらへんを治めてた王様が他の場所の王に負けて権力がなくなっちゃったけど、それでもやっぱり自分は王様なんだー!って思いたくてつくった城みたいな。

そしてこの王様(ルードヴィヒ2世)、ちょっと中二病っぽいところがあってですね…

神話に出てくるヒーローを自分だと思い込んで、建築とか音楽とかにありえないくらいの浪費を繰り返してそのヒーロー(自分)を再現しようとしてたみたいです。通称「狂王」だったとか。笑

城の内部の壁や調度品もだいたい全て、その王様が信じ込んでいた神話をベースとするものが描かれていたりします。

 

ちょっと悲しい歴史もありますが、ノイシュバンシュタイン城ほんとにきれいで行ってよかったです。半日以上はかかっちゃいますがミュンヘンに行くならぜひ併せて行くべき!

まだまだドイツのことで書きたいことも行った場所もたくさんありますが、この記事はここまでにして次回で書きます!

ありがとうございました😌

f:id:bokusota:20181213195320j:plain

「2階建てのバス」はイギリスで慣れてたけど、「2階建ての電車」は初めて見ました。特別な電車というわけでもなく普通がこれっぽかった

1ヶ月Veganチャレンジ🥦

f:id:bokusota:20181125204415j:plain

こっちはもうすっかりクリスマスムード。お店もそれぞれ装飾をしてたり、クリスマスマーケットも始まりました。いろんなお店が立ち並んでいるだけじゃなく、日本のものよりだいぶ勢いのすごい絶叫系アトラクションなんかも突然現れました。笑

今度やってみたい。

 

ちなみに12月の頭に、クリスマスマーケットの本場ドイツに行くことにしました、めちゃめちゃ楽しみです… その様子も楽しみにしててください〜!

 

今回は、僕がこっちにきて面白いなって思ったあることを紹介したいと思います。

タイトルのVeganヴィーガン、皆さん聞いたことありますか?

ヴィーガニズム絶対菜食主義とも言われ、生活から動物製品の使用を排除するライフスタイルです。

ベジタリアンという言葉はよく知られていますが、ベジタリアンが肉や魚は食べないけど乳製品や卵などは食べる一方、ヴィーガンは基本的に動物が関わっているものは全てアウトです。

はちみつとかも生き物からできたものなので食べません。

言ってみればベジタリアンの最終形態みたいな??

 

さらにいうと、主に食生活において使われるヴィーガンですが、中には食生活だけにとどまらず、衣服などのあらゆる製品においても動物が使われているものは使わない人もいます。

Dr. Martens という靴のブランド、僕も好きなんですが、なんと動物からじゃなくプラスチックや植物由来の材料を使ったブーツなんかも販売しています。

 

こっちで留学を始めて、できた友達の何人かはヴィーガンで、話を聞いているとすごい面白いなって思いました

友達は日本に来たこともあるのですが、「日本はほんとに綺麗で人も優しくて最高だった!けど食に関しては…大変だった。。」

って言ってました。そう、こっちにきてからいかに日本があまり食の多様性に関して遅れているか気づきました

 

ヴィーガンはもちろん、ベジタリアンやハラルフード(イスラム教の人たちの食事)など、もちろんあるところにはありますがまだまだh普及していないと思います

対してイギリスでは、だいたいどんなレストランに行ってもベジタリアンメニューがちゃんと書かれていたり、スーパーマーケットには専用のコーナーがあります。

豆からできた肉(っぽいもの)とか豆乳のヨーグルトとか、種類もいろいろ

 

ちなみにこれは大学周辺の落書き。こうゆう落書きけっこう見かけます

f:id:bokusota:20181125212813j:plain

 

f:id:bokusota:20181125212658j:plain

 

日本食は健康的

っていうイメージがあるだけに、日本の様子について説明するとけっこうみんな驚きます。

 

こういう違いを考えるとやっぱり日本はまだまだ多様性社会になれてないなあと感じます、もちろん食だけじゃなく、あらゆる生活様式において、同じ島国であるイギリスとは全然違います

宗教や信条による生活の違いへの対応、まだまだですよね

 

タイトルにもあるように、友達2人と一緒に先月末ごろから1ヶ月間、ヴィーガンになってみました。笑

服とかまではさすがに無理なので、あくまで食生活だけ。

ブログで紹介したいなって思ったけど、なんだか紹介するんならその前に自分が試さなきゃって思ったし、何より環境が整ってるこっちでしか経験できないことだなって思ったので!

狙ったわけじゃないけど11月1日は世界ヴィーガンデイらしく、11月はヴィーガン月間みたいだったので、ちょうどいいね〜ってことで。笑

 

1ヶ月経ってみて、うーん、そんなに大変じゃなかったかな。楽しかったです。

3人のうち1人は、4年間ほどペスカトリアンという、肉は食べばいけど魚などはおっけいという食生活をやってたみたいです。肉いがいは大丈夫なのでペスカトリアンもこっちではけっこう見かけますが日本ではなかなか知られてないですよね

多くの人がベジタリアンなどの過程を踏むのと違って僕たちはほとんど知識もないままいきなり最終形態になったので、ちょっと苦労することもありましたがまあ1ヶ月だし全然おっけいでした笑

でもちゃんと知識を持ってやれば、びっくりするくらいいろんな料理を作れるし、ちゃんと栄養も摂れるみたいです。

実際、一流アスリーろの中にもたくさんヴィーガンがいるらしい。すごいな

 

たまに、行ったお店にそういうメニューがなかったり、友達が料理を作ってくれたりした時、それがヴィーガンじゃなかったらちょっと困ります。

そんな話をしてたとき、別の友達が「おれフレキシタリアンだよ」と一言。FlexibleとVegetarianを掛け合わせた言葉、つまり基本的にベジタリアン(もしくはヴィーガン)だけどたまに肉とか魚も食べるよってことです。その人が勝手に作り出した言葉かと思って笑ってしまいましたが、実際に辞書に載ってました。なんと。。。

でもすごくいい考えですよね、何事も1つのことにあまりに固執するのはよくないし、柔軟に考えて気軽に始めることができます

 

もう1つ僕が興味を持った理由として、環境への影響があります

僕は日本では法学部なんですが、どちらかというと「法律」っていうそのものよりは、国際関係とか開発学とかに興味を持ってます。自己紹介とかすると8割くらいの確率で「将来は弁護士か〜」って言われますが残念ながら法曹(弁護士・検事・裁判官)を目指したいという気持ちは今の所ありません笑

 

留学先ではいろんな勉強してみたいと思って、法律以外の授業もとってるんですが、その1つにSustainable Developmentがあります。「持続可能な開発」って訳されてるやつです

国連が2015年に発表したSDGs (Sustainable Development Goals): 持続可能な開発目標をベースに、世界中で取り組みが行われている現在もっとも熱いな分野の1つでもあります

 

「開発」っていうとなんかガガガーって工事みたいに開発するイメージ浮かびますが、そうとは限りません。

中学校とか高校とかで、地球温暖化とかオゾン層とかある程度習いますが、想像する以上に深刻な問題です

何気なく暮らしているこの便利な経済状態をこのまま続ければ、100年以内に地球は人間の住めない環境になる可能性が高いと主張する専門家が多くいます。100年です100年。僕らの孫の世代くらいでしょうか。

しかしだからと言って、はいストップって経済を終わらせれるわけもありません。

だから、いかに将来の世代の可能性を損なうことなく、いま現在の世界も前に進んでいけるような発展の仕方が必要ですねって話です。

環境経済社会の3本柱が掲げられていて、気候変動などの環境問題だけでなく貧困や格差問題なども大事な論点です。

日本でも少しだけこれについて勉強したことがあって、このテーマがいかに多分野に渡るかに気づいて面白いなと思いました

僕のような法律を勉強している人から、政治学社会学、経済学、開発学、地理学、環境学、生物学などなど、典型的な文系から典型的な理系まで、あらゆる学問が関わって問題を考えることのできる勉強ってすごい楽しくないですか??

てなわけで、難しいですがこっちでの授業も楽しくやってます。笑

 

話が少しずれましたが、そう、この授業で少しだけ、ヴィーガンは環境にいいのかっていう話が出ました

それがきっかけで始める人も多いように、温室効果ガスを大量に排出してしまう畜産業に比べ穀物や野菜、豆類などの生産は環境に優しいと言えます。

これは、さっき出てきたSDGsの中でも掲げられている環境保護に効果があります

しかし一方で、いま現在世界では大量の人々が畜産業に関わっている事もまた事実。

畜産業を止めることは環境には良いかもしれませんが(そうとは限りませんが長くなるので割愛)、これもまたSDGsの1つである「安定した雇用」という点から見ると逆にマイナスになってしまうかもしれません。

 

もっと具体的な話をしだすときりがなくなってしまうのでやめときますが、けっきょく自分が何を言いたいんだろうって考えてました笑 たぶん、

ヴィーガンというものの背景にある考え方

に興味を持ったと思います。

ベジタリアンヴィーガンとかって聞くと、僕は「あー、食生活とか変えて健康とかに気を使うみたいなやつかー!」なんて感じてました

でももっと深いです。

ヴィーガンの友達が「この生活が絶対に良いものだとは言い切れないかもしれないけど、少なくとも私はやらないより良いと思ってるからやってる、それで十分だと思う」って言ってました

動物愛護とか環境保護とか、それぞれがそれぞれの考え方に基づいて生活を変えています

 

とにかくすごくいい経験ができました。誰がイギリスに来て1ヶ月間ヴィーガン生活をすることになるなんで想像したでしょうか。笑 これだから新しいことは面白いです。

これからですが、うーん、ヴィーガンを続けるつもりはありません笑

すごくいいと思うけど、やっぱりね、1ヶ月だからできた感はあります、友達とお寿司食べに行く約束しちゃったし。はは

そうですね、フレキシタリアンにでもなろうかな笑

 

そんなこんなで今回は旅の写真とかも特にないだらだらとした内容になってしまいましたが、こっちに来て学んだことを紹介したくて書きました。

書いててすごい感じたけど、最近日本語の長い文章を書くのが下手になってる気が…

英語に慣れてきたんだとしたら嬉しいけど、日本人としては複雑な気持ちです。笑

読みにくかったらごめんなさい〜

あくまでも僕がそこまでちゃんと調べることもなく書いてる内容なので、間違っていることもあるかもしれません。興味を持った人はぜひ調べたりしてみてください。同じようにチャレンジしてみるのもありです笑

 

ではでは、最後までありがとうございました!

f:id:bokusota:20181126075410j:plain

おまけ:スーパーにて。親が買い物してる間に子供たちが食べるように置いてあります。これすごく良いですね。ほっこりします

 

 

 

 

 

コトバっておもしろい

11月も中旬になってきて、紅葉も終わりすっかり冬って感じなのですが、慣れたのかどうなのか、今のところ寒すぎて大変ってことはないです。ただこたつが恋しい。ちっちゃい頃からこたつ大好き人間です。

 

今回は週末に行ったデイトリップの話とか、面白いなって思った話をちょっとしたいと思います〜!

 

この前の日曜日に、友達とデイトリップに行ってきました

場所はアバディーンという街と、その郊外にあるダノター城

エディンバラから専用のバスで約3時間くらいかかりました

まず初めにお城へ。写真で見たことはありましたが、実際に行ってみるとほんとに神秘的できれいでした

f:id:bokusota:20181115023041j:plain

断崖絶壁に囲まれて海を見下ろしてます、なんでこんなとこにあるの…って思っちゃいますよね

このダノター城、すごい歴史あるお城みたいで、12世紀頃からこの土地に人が住み始め、14世紀頃にはこの城が建てられたそうです。日本でいうと室町時代くらい。

もちろんいまは使われていませんが、内部を見学できます

f:id:bokusota:20181115023800j:plain

きれいな海岸が広がっていたり、海鳥の住処となっていたり、のんびり気持ちいい場所です

f:id:bokusota:20181115023634j:plain

でも実は平和なこのお城、だいぶ残酷な歴史をいっぱい目にしてきたそうです。

写真のこの部屋、雰囲気あるな〜って感じですよね。ここ、拷問部屋として使われていて、多くの人が処刑されたりしたって書いてありました…

他にも孤立した場所に建っていることから、政府に逆らった人々がここに送られて悲しい最後を遂げたなんていうことも多かったみたいです😨

 

スコットランドの歴史を学びつつアバディーンへ。僕もこっちにくるまでは聞いたこともなかった場所ですが、スコットランドではグラスゴーエディンバラに次ぐ第3の都市らしいです。フラットメイトの1人もアバディーン出身!

f:id:bokusota:20181115024857j:plain

このアバディーン大学は医療系でけっこう有名みたいです

f:id:bokusota:20181115025029j:plain

伝統衣装をこの人たちの他にも、軍服っぽいのを着てる人や警察官の衣装の人たちがたくさん。なんだろうって思って見ていると、日付に関係がありました

この日は11月11日。日本では8月15日ですが、イギリスの終戦記念日第一次世界大戦の休戦日である1918年11月11日を記念して毎年イベントなどが行われます

この写真では分かりにくいですが、終戦記念日にはポピーの花に見立てた簡単なブローチをつけて戦没者を悼む風習があります

f:id:bokusota:20181115030710j:plain

この時期にスーパーとかいろんな場所で売られているので、街中で着けて歩いている人をたくさん見かけました

 

f:id:bokusota:20181115030913j:plain

ビーチにも行きましたがまあ風強すぎてすごかった。瀬戸内海育ちには新鮮です。笑

f:id:bokusota:20181115031050j:plain

これは、ビーチのすぐそばにあるFootdee という昔ながらの漁師たちの村として残っているエリア

ところで、これ、普通フットディーって読みますよね?トはほとんど発音しないとしても、文字にするとフットディー。

僕たちがここに行こうとして道を尋ねたら、場所の名前が全然通じない。

写真を見せたら「あ〜!」ってなって、「ここではフィティーって言うんだよ」って教えてくれました。どうやったらフィティー…。

そう、アバディーンはただでさえ理解しにくいスコットランドの英語の中でも特に訛りの強い地域と言われます。英語のネイティブでさえなかなか理解できないことも多いんだとか。

f:id:bokusota:20181115031712j:plain

もはやFittie って言うのが言語化してるみたいですね笑

この天気予報はなかなかユーモアあって好きでした笑

 

アバディーンの街並み、すごく良かったのですが…

f:id:bokusota:20181115031953j:plain

ほんとに大げさじゃなく、あらゆる建物が灰色なんです!!!

統一感あっていいじゃんって思うかもしれませんが、灰色です灰色。

どこか雰囲気がかすんでいるというか、白黒の世界に来たみたいというか、笑

いい街だったのですが、なんで全部灰色なの…って思いながら過ごしました笑

出身の友達に聞いてみると、どうやらほとんど全ての建物に使われている材料の色のせいみたいです。

そんなこんなでのんびりとアバディーン楽しめました〜

 

訛りについてちょっと触れたので続けて英語の話をしたいと思います

f:id:bokusota:20181115032556j:plain

https://www.independent.co.uk/news/uk/home-news/chart-shows-what-british-people-say-what-they-really-mean-and-what-others-understand-a6730046.html

突然ですがこの画像、みなさんどう思いますか?笑

ポッドキャストである人の話を聞いていた時、イギリス人の「言う言葉」と 「意図すること」は違うのかって言う話になって、そこで使われていたのがこの例です。個人的にすごく面白かったのでご紹介。

 

「日本語はすごく間接的で英語はすごく直接的、人々の言動もそれと同じ」ってよく思う人がいるかと思いますが、「英語」という言語1つ取っても国によってその国民性を反映して、その国独自の「言語」がある気がします

その点で、イギリスは間接的だと言われることが多いです。

表の例をいくつか紹介してみると…

"I'm almost agree" → 直訳すると、「だいたい賛成だよ」

実際は、"I don't agree at all" → 「1つも賛同できない」

 

例えば、先生に作文を提出したとき

"I only have a few minor comments" → 普通、「ほんのいくつか直すところがあるね」って訳しちゃいます

が、実際は "Please re-write completely" → 「1から書き直しなさい」

子供大泣きものです。

 

他にもいっぱいいっぱい、思わず笑っちゃうような例ばかり。笑

僕はこれを知った時、「すごく日本語に近いな」って感じました。日本人は基本的にすごく物事を遠回しに、間接的に言う傾向があると思います

でも逆に物事をすごく直接的に言う文化では、そう言う言い方は「この人何か違うことを意味しているんだ」とか、場合によっては失礼だと思われることもあります

 

もちろんこういう言葉の使い方は人それぞれ違うし、もう昔のことだよってものもあると思います。

そもそもBritish peopleと言ってイギリス人を一括りにして傾向を述べるのはだいぶ危険です。イングランドスコットランドなど、地域によって人間性や文化もすごく異なっているからです

でもスコットランドイングランドアメリカから来た友達に聞いてみると、みんな揃ってイギリス人が間接的という傾向は基本的に正しいって言ってました。もちろん全てじゃありませんが、こういう言葉の使い方も普通にするみたいです。

 

これを知って、日常生活での友達の言葉遣いを振り返ってみると、「ああ確かに文脈的にそうだな」って思うものもあれば、「あれってそういう意味だったのか〜!」って気づくものもありました。おもしろいなあ。

これは個人的な意見ですが、言語以外も日本とイギリスは人間性が似ている部分があるように思います。「外国」と言って日本人がイメージするほどオープンな性格ではないと感じるし、むしろ比較的内向的な人も多い気がします。

海に囲まれた島国という環境がそうさせるのでしょうか。余裕ができたらそういう勉強もしてみたい。

同じ島国として、隣国(日本でいうと中国・韓国とか、イギリスでいうとヨーロッパ)との関係性を比べてみたいなとも思ってます。すごい興味あります〜

 

ということで今回はこのへんで終わっときます。笑

最後まで読んで頂いてありがとうございました!!

f:id:bokusota:20181115022304j:plain

あ、おまけに。味噌ラーメン!🍜 普通に美味しかった、けど

「海外の味噌ラーメンは味噌汁に麺入れた感じ」っていう噂はあながち間違ってなかった。笑 8割くらいは味噌汁の味です。ちょっと他の味もしたけどね。

 

ではでは〜

 

 

ハロウィン in エディンバラ

f:id:bokusota:20181105081524j:plain

寮からの。慣れてもやっぱりこの街は好きです

 

11月4日。イギリスはロンドンのヒースロー空港に着いた日から2ヶ月が経ちました

さすがに生活にも慣れてきて、景色・生活・日常のあらゆることが新鮮だった毎日もだんだんと「普段の日常」になりつつある気がします。雨でも傘なんてささないのが当たり前みたいになったのもその内の1つかもしれません。だって最初の頃さしてたら風強すぎて壊れたもん。笑

新しい生活に慣れるのはもちろんいい事ですが、慣れすぎて当たり前のように生活することはあんまりしたくない。

やっぱり何かしらチャレンジして新鮮なことを見つけて毎日に刺激を加えてあげないと、ボーンやりしたまま留学を終えてしまいそうだからです

というわけでこれからも深く考えすぎず限られた時間でいろいろと挑戦できたらいいなと思ってます!

 

て感じで気合い入れたばかりなんですが、僕の日本の大学ではちょうど学祭があってほんとに楽しそうだったし、僕の地元では今年7月の水害を受けてずーっと延期されてた夏の花火大会がやっと開催されたみたいで、友達の写真とかを見てるとちょっとだけ日本帰りたくなっちゃった最近です。笑

 

ところで今回の記事は、特にメインの内容があるわけではありませんが、ちょこちょこ紹介したいことを書いていきます〜

 

10月31日 ハロウィンでしたね

最近では日本でもすっかり一大イベントかなと思います。友達から駅前のものすごい様子がいっぱい送られてきました笑

実はこのハロウィン、僕が留学しているスコットランドに関係のあるイベントみたいです。

ハロウィンの起源は古代ケルト人と言われています。彼らの1年の終わりが10月31日で、冬が始まるとともに、死者の霊が訪ねてくると信じられてたそうです。日本のお盆みたいな感じかなあ

残念ながら霊がみんないい人(?)とは限らず、中には悪霊がいるので、それらから身を守って追い出すために、仮面などを被って火を焚くようになったんだとか。ものすごい仮装してスクランブル交差点を走り回ってる人は仮装の由来を知るよしもないでしょう。笑

そしてこのケルト人、アジアからヨーロッパへの渡来民族なんですが、特にスコットランドアイルランドウェールズとの結びつきが深いらしく、現在でもこれらの地域にはケルト人独自の文化が残っていて、イングランドとの違いを表すものの1つになっているそうです。

ちなみにエディンバラ大学で開講されている語学コースの中に、ゲール語というのがあります。これがまさに、現存するケルト語派の言語の1つ!教えてもらって唯一覚えてるのが、「Slainte(スランチャ(チェ))」

英語で言うところの「Cheers」、日本語での「乾杯」の意味です。

 

そんなハロウィンの夜、友達ととあるイベントに行ってきました。その名も「サウィンファイアフェスティバル」🔥

これは古代ケルト人のお祭りサウィン祭を受け継いだもので、ハロウィンの原型とも言われています。1年を夏(光)と冬(闇)に二分するケルト人にとって、10月31日は霊がくる日であると掃除に夏の収穫を祝う日だったんだとか。

この日を境に夏が終わり冬が始まるわけです

そのコンセプトを引き継いだ現代のこのお祭りは、夏vs冬って感じです。笑

f:id:bokusota:20181105075825j:plain

f:id:bokusota:20181105080024p:plain

いろ鮮やかな仮装をした人たちが炎の中で踊って歌って暴れます。

そして最後に夏の王と冬の王が決闘!

でも夏は10月31日この日で終わりです。どう頑張っても冬きちゃいます。笑

と言うことで冬の王が勝っちゃいました☃️❄️

f:id:bokusota:20181105082042p:plain

こちらが冬のキング様フリーザみたい。なんかちょっとだけ嫌なやつそうじゃないですか?笑

このお方が勝っちゃったせいで僕たちはこれからとんでもなく寒い冬を過ごさないといけないのか… ちょっとこんにゃろ〜って思っちゃいましたごめんなさい王様。

 

f:id:bokusota:20181105085819j:plain

イベントのクライマックスはボンファイアと呼ばれる、大きな焚き火の周りで踊ります

この日は特に寒くてほんとにブルブルゆってたので、この炎のあったかさは感動ものでした

伝統を感じつつ楽しい踊りや音楽を楽しめてとてもいい経験ができました〜!!!

 

もう1つ、最近行った場所をご紹介。

スコットランド国立美術館には以前行ったことがあったのですが、今回はスコットランド国立肖像画美術館なるものに行ってみました

その名の通り、いろんな人物の顔の絵や写真、銅像なんかに特化した美術館です。

f:id:bokusota:20181105091005j:plain

 

f:id:bokusota:20181105090701j:plain

エリザベス女王もしっかりと。笑

f:id:bokusota:20181105091545j:plainこの部屋はどこかハリーポッター感あって好きでした

普通の美術館とはまた一味違った面白さがある場所って感じでよかったです!

 

ところでところで、以前イギリスと日本の時差の話をした時に、サマータイムについて触れましが、

そのサマータイムが10月の最後の日曜日で終わりました⏱

夜中だったんですがイベントに行ったあと友達とおしゃべりしていたら、2時30分くらいだったiPhoneの時計が次に見たときには1時30分に…!!!

めちゃめちゃびっくりしました笑

と言うことで、サマータイムの時は8時間だった時差が、いまは9時間です。地理の授業で「標準時のイギリスと日本の時差は9時間」って習った記憶があるのでこっちの方がすんなりきます

 

もう1つ最近知って面白かったのが、学年の話

アメリカから来たイーサンと香港出身のライアンの3人で話してたとき、年齢の話になりました

僕はいま日本の大学2年生で、彼らはエディンバラ大学の1年生です。

3人とも19歳ってことがわかって、ん?ってなりました

イーサンは1999年8月、ライアンは1998年11月生まれ。僕は1999年の3月生まれです。

日本では入学式のある4月が年度の始まり、3月が終わりですよね。なので僕は遅生まれってやつです

でも海外では入学式は9月!僕が9月からエディンバラ大学に留学したのも学校が始まる時期に合わせるためです。

つまり、海外では9月から翌年の8月生まれまでの人たちが同学年

僕たちの誕生日でいうと、日本ではライアンと僕は同学年でイーサンは後輩になりますが、海外ではライアンとイーサンが同学年で僕だけ1つ上の学年になります。おもしろいなあ笑

 

海外では高校を出た後「ギャップイヤー」といって、そのまま大学に行かずに1年間ほど国外などでボランティア活動や語学の勉強などをするのがすごく一般的です。出会った人たちに聞く限りでは、ほとんどの人がこれを経験してるように思います

ちなみにライアンはカナダで病院ボランティアをしていたそうで、イーサンは日本で日本語を勉強していたらしいです!!!日本語うまいです笑

ギャップイヤー、すごくいいことだと思います。日本でも一般的になればいいなあ。

 

ということで、今回はこのへんで終わります。急ですが笑

実はすごくブログに書きたいトピックがあるのですが、それを伝える前にまずは自分が経験してみようと思っていまチャレンジしてる途中なので、それはまた今度書きます〜

ほんとに寒くなってきました、体調気をつけましょう

ではではおやすみなさい

f:id:bokusota:20181105094648j:plain

おまけ:すごく好きな本屋さんを見つけたので