ついにエディンバラへ!&大学紹介
いろんな場所に行きまくったロンドン滞在もあっと言う間。いよいよ留学先のエディンバラに行くべく出発します
ロンドンからエディンバラのあるスコットランドへの玄関口はキングス・クロス駅
この名前を聞いただけで「あっ」となる人もいるかもしれません。
そう、この駅はそのままの名前でハリーポッターに出て来ました
外観もかっこいいですが、なんと言っても…
これ!!9と3/4番線!!!実際の駅構内に再現されていて、杖やホグワーツの各寮のマフラーなんかも貸してくれるので、写真を撮る人で大混雑でした
そしてそして、乗るプラットフォームを間違えかけるというやらかしのせいで朝からキングスクロス駅を駆け回るはめになりましたが、なんとか予約していたエディンバラへの電車に乗れました。なんとかなった。
ちなみに料金は約1万円ほどでした。だいたい4時間半ほどの特急電車なので、まあそんなに高い訳ではないかな。
でも、予約するタイミングや乗る時期によっては、ロンドン・エディンバラ間は飛行機の方が安かったりすることもあるみたいです!
電車の中にあるショップブースでコーヒーを買おうとした際、ちょっとした出来事が。列に並んでいて僕の番が来たのですが、なぜか店員さんが注文を尋ねたのは僕の後ろの人。
「ん?」と思いつつそのまま立っていると、ほかの店員さんもあからさまに僕より後ろのお客さんに接客していきます
目の前にいる僕に気づかないはずはないのですが…
おかしいと思って店員さんに話しかけると何事もなかったかのように対応してくれました。なんだったんだろう。
もしかしたら単純に気づいていなかっただけで、僕の考えすぎかもしれないし、わざとなされた差別だったのかもしれません
でもイタリアに留学していた先輩はチケットを買っているのに盗人呼ばわりされて騒がれたりけっこう差別を受けることもあったと言っていたし、比較的少ないと言われるこの国でも差別を受ける可能性はもちろんあります。
日本にいると感じることのできない、「自分はマイノリティなんだ」という感覚を持つきっかけになりました
この感覚を経験することで、日本に帰ってからマイノリティ(人種だけでなくあらゆる面において)の人々に対する気持ちも変わってくると思います。その意味で、いい経験でした。ちょっと腹たちましたけどね。笑
そんなこんなで買ったコーヒーを飲みつつ電車に揺られ、ついに到着
あいにくの曇天(まあ実はこんな感じがここのノーマルです笑)ですが、駅を出た瞬間ほんとに感動。
息を飲むってこういう時に使うのか。有名な場所も多くありますが、なんというか街全体の雰囲気がすごいです。「古き都」感。
スコットランド国立美術館前の広場。シャボン玉が飛んで絵本の1ページみたいです
荷物がすんごいので、とりあえず寮へ。駅から歩いて行けそうな距離なので歩きます
ここで1つ、古都ならでは(?)の試練が。
伝わるかなあ。もう、石畳の道がすっっごいデコボコ
キャリーケースぶっ壊れるかと思いました。笑
車を持ってる人に話を聞くと、車を運転しててもかなり揺れるとのこと。
エディンバラの道路はこういう場所が多く、確かに雰囲気はありますがこの時はなかなかきつかったです。
それでもなんとか寮に到着!部屋は個室で、6人で1つのフラットとしてキッチンと2つのバスルームを共有する感じです。割ときれいな寮で安心。
まだ6人全員が揃っていないのですが、フラットメイトのことも後々紹介できたらと思います
翌日から本格的に活動。手続なんかで大学にも行くし、もちろん街も少し探索します
色々と書きたいことが多いので、今回は大学の様子を紹介して、街のことはまた今度書こうと思います!
大学へは寮から歩いてすぐです、大きな通りにも近くて立地はすごく良いです
一部工事中ですが、これはオールドカレッジ。その名の通りエディンバラ大学の中でも古い建物で、メインではありませんが今でも使われています
現在のメインエリアは、ジョージスクエアを中心とした新しめの建物。
言い忘れてましたが、エディンバラ大学はイギリスの他の大学にも多いように、大学が塀などで囲まれたりしておらず、キャンパスや施設が点在して街の建物と同化しています
日本の大学は基本的に、「ここが大学」っていうのが分かりやすいのですが、そういうこともあってイギリスの大学を紹介するのはなかなか難しいです笑
ちなみにこれは一番メインの図書館。24時間ずっと空いていて、中におしゃれなカフェなんかもあるので、きっとこれからたくさんお世話になるでしょう…笑
右手に見えるのがMcEwan Hall 。大きな儀式なんかが行われます
そのMcEwan Hallでのウェルカムセレモニーの様子。伝統的な儀式っぽい部分もあれば、スピーチを終えた女性が壇上でいきなり、「はーいみんな、インスタのストーリー撮るから笑って〜」て言って動画撮りだしたり、まあ日本では味わえないようなことを経験できました
ホールはものすごくでかいのですが、天井や壁の隅々まで装飾され絵が描かれきれい。2年ほど前に同じくエディンバラ大学に留学していた先輩によるとその時は工事中だったらしいので、今は出来たばかりでピカピカの状態です🤩
留学がほとんどこの時期にスタートするように、日本では普通学校が始まるのは4月ですが、こっちは秋、9月です
学生数実に約4万人のエディンバラ大学はこの時期まさにウェルカムウィーク、何に行けば訳分からなくなるほどのイベントなどが連日開かれています。
それらは大学が主催しているものもありますが、多くはSocietyという、学生たちの自立した団体によって行われています
日本でいうとサークルに当たるのですが、僕のイメージでは日本の大学の多くのサークルはとても緩く、「同じような興味を持つ人の集まり」って感じですが、Societyはもっと確立した組織体制や目的を持っていて、資金繰りなんかもものすごい規模だったりします
エディンバラ大学には60以上のスポーツクラブに加え、このSocietyが300ほどあるそうです。やばい。
それらが、連日イベントを行って新入生を迎える、つまり日本で言う新歓時期な訳です(規模とかは比べものにならないくらいでかい)
2度目の新歓を経験しています。不思議な感じ。
ClubやSocietyがまとまって勧誘するブースもありとても賑わってます
どんな団体があるかですが、まあそれはそれは多種多様。僕が聞いたこともないようなスポーツのクラブもあれば、国際機関と提携してボランティア活動を行っている団体もあったし、ただ集まって語り合うハリーポッターソサエティなんかもありました笑
「こんな団体ないかなあ」と考えたものは基本あると思います
大学を歩いていて感じたことが1つ。
「環境やマイノリティの人々などに対する意識が高い」ことです
飲み物を買うにしてもマイカップを持っている人が本当に多いし、何気なく売られている商品もフェアトレードの物が多かったりします
※ちなみにフェアトレードは簡単に言うと、途上国などで作られた原料や製品を適正な価格で購入することで、生産者たちの支援をする仕組みです。つまりフェアトレード商品を買うことで、そうでない商品の場合よりも経済的に弱い生産者への支援となります
これは図書館のカフェですが、「再利用できるカップなら割引」ではなく、「再利用できないカップだったら追加料金」というシステム。少し驚きました
マイカップが当たり前って感じです。
マイノリティに対する配慮も所々に感じます
例えばこれ。
大学のある建物の中で見つけたトイレなのですが、「性別の区別のないトイレ」
中には洋式便座のみがあります。見た目は男性でもパーソナリティは女性だったり、その逆である人などにとって、男性/女性と別れたトイレに入るのは苦痛なことかもしれません。そんな人たちのためのトイレがきちんと整備されていました
その他にも、食べ物を売っているところにはだいたいハラルフード(イスラム教徒のための食べ物)やヴィーガン(動物製品を食べない)の人向けのメニューが置いてあるし、キリスト教徒のための教会があるかと思えばモスクもしっかりとあります。
上で、マイノリティへの意識が高いと書きましたが、
「多様性への意識が高い」の方が良いかもしれません。
様々な人種が暮らすイギリスという国の、しかも総数の約4割を国外からの学生が占めるという国際大学ならではの環境かと思います
*参照: Student numbers 2016/17 | The University of Edinburgh
(ちなみに出願時、国外の学生で最も多かったのは中国みたいです)
あとこれはしょうもない話なんですが、
おそらくこのウェルカムの時期だけですが、大学構内の至る所にこんな感じのブースがあって、とにかくピザを無料で配りまくってます😂
ほんとに毎日毎日、いろんなとこでピザ配りまくってるのを見ると面白くなってきたので紹介してみました笑
まだ大学で授業が始まってないし、行っていない場所もたくさんあるので大学のことについてもまた書けたらと思いますが、今回はこの辺で。
ありがとうございました!ではでは〜